目的地に着いて、観光にでかけよう、という時に邪魔になるのが大きな荷物です。ホテルのチェックインまで待っていたら時間がもったいないし、どこにコインロッカーがあるのかわからないなんてこともありますよね。帰りは帰りで、お土産でふくらんだ荷物を持っての移動は大変です。
東京には様々な荷物預かりサービスがあります。上手に利用して、身軽な旅を楽しみましょう。
羽田空港で荷物一時預かり所を利用する
羽田空港はターミナルが3つあります。国内線は第1と第2、国際線は主に第3ですが、第2での国際線施設もオープンしました。荷物一時預かり所は、第1旅客ターミナルはB1F南ウイングのマーケットプレイスに、第2旅客ターミナルはB1北ウイングのターミナルロビーにそれぞれあります。
第3旅客ターミナルにも2F到着ロビーと3F出発ロビーに荷物一時預かり所があります。預ける荷物の大きさによってS、M、Lに分類されていて、縦・横・高さの三辺の和が120センチまでがSサイズ、200センチまでがMサイズ、300センチまでがLサイズです。
それぞれの料金はSで400円、Mで600円、Lで1000円となっています。最大30キロまで、一日当たりの料金です。最長2週間まで預けられます。
コートの預かりもしてくれるので、旅行中、かさばるコートを預けたい、というような時にも利用できますよ。
羽田空港でコインロッカーを利用する
コインロッカーを活用するのも手です。荷物一時預かりより気軽に使えるのもいいところですね。第1旅客ターミナルには8か所、第2旅客ターミナルには6か所、第3旅客ターミナルには3か所と、たくさんのコインロッカーがあります。
最終日に早く空港に着いてしまって、かさばる荷物をちょっと預けて空港内を散策したい、などという時にも利用できます。スーツケースを入れられる大きなサイズのコインロッカーもありますが、預け入れできる期間が荷物一時預かりよりも短いので注意してください。
第1、第2旅客ターミナルでは3日以内、第3では7日以内となっています。
成田空港で荷物一時預かり所を利用する
東京旅行のゲートインが成田空港の場合でも、羽田空港同様、荷物一時預かりサービスがあります。成田空港では、複数の業者が同様のサービスを提供しています。第1ターミナルには3社、第2ターミナルには4社、第3ターミナルでは1社がそれぞれ手荷物一時預かりサービスを取り扱っています。
サイズは小型、一般、大型と分かれていて、各社で少しずつ設定料金など条件が異なります。それぞれ一日当たり320円前後、530円前後、840円前後と、似通った料金体系となっています。コートなどの衣類の預かりも可能です。
成田空港は広いので、自分の利用する飛行機がどのターミナルに発着するのかを確認して預け入れしましょう。
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成田空港でコインロッカーを利用する
成田空港のコインロッカーは、第1ターミナルには5か所、第2ターミナルには2か所、第3ターミナルにはアクセス通路に設置されているものを含めて2か所あります。成田空港では、コインロッカーの場所によって料金体系が異なるので注意しましょう。
日額制のコインロッカーもあるので、日額制でなく、時間制で預けたい場合は注意してください。日額制の場合、夜12時までを一日として計算するので、夜9時から午前1時まで3時間の預け入れでも、日をまたいでしまうと2日分の料金になってしまいますよ。
最長預け入れ可能日数はアクセス通路のものが5日間、他はすべて8日間になっています。アクセス通路のものは、スキー板などの長いものを入れられるロッカーがありますよ。
佐川急便の手ぶら観光を利用する
宅配便の大手、佐川急便が「手ぶらで観光」をサポートする様々なサービスを提供しています。スーツケースなどの大きな荷物から、お土産などの小さめの荷物まで対応してくれます。料金は一日当たり一律で一個800円となっているので、複数の荷物はひとつにまとめて預けるとお得です。
東京駅の日本橋口にあるTOKYO SERVICE CENTERをはじめとして、長距離バスのターミナルであるバスタ新宿にあるSHINJUKU SERVICE CENTER、浅草雷門サービスセンター、東京スカイツリータウンサービスセンターなどでサービスを行っています。
交通の要所、東京駅や新宿駅、東京観光で訪れたいスポットにサービスセンターがあるのも便利ですね。サービスセンター間での配送や、空港への配送も可能です。スーツケースと一緒に買ったお土産をまとめて空港へ送ってしまい、フライトの時間まで身軽に観光、ということもできます。
クール便にも対応していますよ。店舗で預けた荷物をその日のうちに宿泊施設に届けてくれる、ホテル当日配送サービスは、ホテルのチェックイン時間まで時間があるときにとても便利です。預けた場所にまた荷物を受け取りに立ち寄る必要がありません。
ホテルに着いたら荷物が届いているなんて、なんともらくちんですね。ホテル当日配送サービスは提携宿施設に限られている点と、当日配送は11時までの受付分までになっている点に注意してください。
東京駅でお土産を買うなら
JR東京駅、八重洲地下中央口改札内にあるグランスタ内クロークサービスは、ホームに近いので、新幹線をはじめとした電車利用ならとても便利です。当日限りの一時預かりですが、一個あたり600円とリーズナブルです。
宅配や空港宅急便も取り扱っているので、東京駅の地下街で買ったお土産を、預けておいた荷物と一緒に宅配してしまうということもできますよ。多くのお客様でいつも賑わっているクロークなので、時間には余裕をもって預け入れ、受け取りに行きましょう。
東京駅の隣にある大丸東京店3Fにも手荷物預かり所があります。こちらは一個あたり500円です。荷物を預けてしまえば、身軽にお土産選びを楽しめますよ。
預け場所を予約するなら便利なアプリ
東京は一時預かり所やコインロッカーも多いですが、預けたい場所で空きを探すのは時間がかかることもあります。そんなときに便利なのが、荷物預かりサービスecbo cloak(エクボクローク)です。駅の構内、郵便局やカフェなど、近くにある荷物預かりができるお店や施設を検索でき、予約できるサービスです。
都内のJR構内にもエクボクロークのカウンターがあり、事前予約をすれば確実に荷物を預けられます。便利な場所の荷物預かり所は混雑して列を作ることもありますが、このサービスを使えば、当日は並ばずにスムーズに荷物を預けられますよ。
ユーザー登録をして、WEB上で予約をするだけなので簡単です。荷物の大きさに関わらず、一個当たり一律800円となっています。東京の駅で利用できるのは、東京駅の訪日旅行センター、東京駅丸の内南口改札内、グランスタ内クロークサービス、池袋駅改札外、上野駅不忍口改札外、新宿駅中央東口改札内などです。
臨時預かり所が作られることもありますので、利用したい駅の目星がついたらチェックしてみることをおすすめします。預け入れにかかる時間が短縮できますよ。
荷物は軽く、旅は楽しく
慣れない土地で荷物を持っての移動は大変なものです。移動だけでぐったりしてしまっては、せっかくの観光も楽しさ半減になってしまいますよね。東京にはたくさんの一時預かり所や、便利な宅配サービスがありますので、行きたい場所やシーンによって使い分けてみてください。
荷物が軽くなるだけで、疲れもストレスもだいぶ減るはずです。