東京旅行をした際に訪れるべき博物館

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東京には様々な博物館があります。東京へ旅行した際は余程高い入館料を取る博物館でなければ、どんどん入館してみる事をお勧めします。地方では体験できないような先進的で革新的な博物館が東京には沢山あるからです。

今回はその中でも主だった東京の博物館を紹介していこうと思います。これを読んだら是非そこへ訪れてみてください。

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東京の博物館と言えば、江戸東京博物館

東京には東京の歴史を紹介している博物館が数多くありますが、その中でも有名で資料が豊富なのが墨田区の両国にある江戸東京博物館です。

この博物館は両国国技館の隣にあり、平成5年(1993年)に開館して以来多くの人々に「東京と江戸の文化と歴史」を伝え続けてきました。

入館料も一般が600円で入館可能となっており、お手頃価格です。一番の見どころは常設展示場の入り口に架けられた日本橋で、この日本橋は幕末の日本橋の実物の大きさとなっています。当時の日本橋をリアルに再現したのです。

また江戸時代の文物や文化を重点的に紹介しているだけでなく、明治維新後の首都東京としての歩みや太平洋戦争中の庶民の暮らしも詳細に展示されています。是非一見される事をお勧めします。

駄菓子屋ゲーム博物館は板橋にあります

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今三十代以上の社会人であれば、子供の頃地元の駄菓子屋さんで課金ゲームをして遊んだ経験がある方は多いと思います。そんな駄菓子屋ゲームが展示され、実際に10円玉や50円玉を機械に入れて遊ぶ事が出来る博物館が板橋にあります。

その名も駄菓子屋ゲーム博物館です。都営三田線の板橋本町駅から徒歩6分のこの駄菓子屋ゲーム博物館は入館料も200円と、かなり格安で入る事が出来、沢山の駄菓子屋ゲームで遊ぶ事が出来ます。東京を旅行で訪れた際は、この駄菓子屋ゲーム博物館を訪れ、親子で駄菓子屋ゲームに興じるのも良い思い出になるかもしれません。

休館日は毎週火曜日と水曜日で祝日は営業しています。

地下鉄が好きな方には地下鉄博物館がお勧めです

地下鉄博物館、通称ちかはくは江戸川区東葛西6丁目3-1にあり、東京メトロ東西線の葛西駅が最寄り駅となります。地下鉄博物館では地下鉄の歴史から日本と世界の地下鉄の比較まで、幅広く地下鉄の役割と魅力を伝えています。

中でも特筆すべきなのが昭和2年(1927年)に開通した地下鉄銀座線で使用されていた1001号車が展示されている事です。

実際にその車内に入る事も出来るので、訪れた際には日本最古の地下鉄に入ってみましょう。きっと当時の地下鉄の雰囲気を疑似体験出来るはずです。勿論展示されている地下鉄はこれだけではなく、戦後の丸ノ内線の車両などもあるので、地下鉄好きにはたまらない博物館です。

休館日は毎週月曜日となっています。

映画「男はつらいよ」が好きな方は寅さん記念館がある柴又へ行きましょう

映画「男はつらいよ」が好きな方は多いのではないでしょうか。

そんな「男はつらいよ」の制作秘話や歴史が紹介されている博物館が、柴又に平成9年(1997年)に作られました。言わずもがな、柴又とは「男はつらいよ」のロケ地です。

東京へ旅行しに来て柴又を訪れて、帝釈天を拝んで帰るだけでは勿体ないです。是非寅さん記念館を訪ねてみてください。寅さん記念館は毎月第三火曜日が定休日です。入館料は一般が500円となっています。見どころは沢山ありますが、中でも寅さんの少年時代である昭和30年代の帝釈天参道を再現したジオラマは必見です。

情緒溢れる下町風情が感じられ、寅さんの人格形成に大きな影響を与えた事を感じ取る事が出来るでしょう。

太平洋戦争へ至った歴史と戦後復興を克明に伝える昭和館

太平洋戦争や昭和の歴史に興味がある方にお勧めなのが、九段下にある昭和館です。ここは、主に戦前、戦中の庶民の暮らしが紹介され、当時の軍需品や軍服などが数多く展示されています。定期的に、太平洋戦争に関連する講話もここで開催される事も多いので、太平洋戦争や昭和史に興味がある方は注目すべき博物館でしょう。

またこの博物館で力を入れているのが、「語り部」育成事業です。戦前、戦中を知る世代が高齢化し鬼籍に入る中で、戦争を知らない戦後世代が戦前、戦中を知る世代から教えを受け「語り部」としてその体験を後世に伝えていく事業です。

定期的にその「語り部」の研修生を昭和館は募集しているので、興味がある方は昭和館に問い合わせてみるのがいいでしょう。休館日は毎週月曜日、入館料は6Fと7Fが有料(一般300円)で他の階は無料となります。

汚水や下水に興味のある方は小平市にあるふれあい下水道館に行きましょう

東京の郊外である小平市には、一風変わったふれあい下水道館という下水道を取り上げた博物館があります。入館料は大人も子供も無料です。下水道の博物館はここだけではないのですが、このふれあい下水道館は他の下水道博物館にはない特徴があります。

それは、このふれあい下水道館だけが本物の下水道管の中に入る事が出来る唯一の博物館であるという点です。私もこのふれあい博物館を訪れ、実際に下水道管の中に入った事がありますが、非常に強い臭気が鼻に入り、とても息苦しくなった事をよく覚えています。

東京に旅行しに来た際、時間の余裕があるのであれば、このふれあい下水道館を訪れてみるのもいいかもしれません。なお、休館日は毎週月曜日となっています。

プラネタリウムを見たい方は多摩六都科学館へ

西東京市にある多摩六都科学館には世界一のプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」があり、1億4000万個を超える星々を映し出し、入館者を魅了しています。スタッフによる生解説も含蓄に富み面白く、科学少年だけでなく大人も宇宙への疑似小旅行が楽しめます。

また、プラネタリウムだけではなく、チャレンジの部屋、からだの部屋、しくみの部屋、自然の部屋、地球の部屋と五つの科学分野が幼児にも分かるレベルで紹介されており、見どころ満点な博物館です。休憩室やカフェなどもあり、弁当を持ち込んで休憩室で食事を取る事も出来ます。

この博物館も小平市のふれあい下水道館と同じで東京の郊外にありますが、家族で東京へ旅行した際は子供と一緒に訪れてみる事をお勧めします。休館日は毎週月曜日で入館料は一般が520円となります。

東京の博物館は高水準で多種多様です

地方の事を卑下している訳ではありませんが、東京は首都なので政治、経済、芸能、メディアなどあらゆる社会機構や社会分野の中心地です。なので文化の結集である博物館もまた、地方に比べて高水準で、より多種多様になってきます。

今回は広く薄く東京の博物館を取り上げました。これを読んで興味を持った博物館があったら、是非訪れてみて欲しいです。